病棟日記 その4

アンユージュアルな体験
入院4日目

四日ぶりに娘が会いに来てくれる。持病を抱えながら家事も犬の散歩も全部一人で頑張ってくれている。このタイミングで言うべきことでもないが、言っておく。生まれてきてくれてよかった。ありがとう。
今日はやたら優しい気持ちになる。他人に対しても自分に対しても。娘の顔を見たせいもあるだろう。けど、一番の原因はこれかもしれない。長い便秘の喪があけたから!

さて、理学療法士のリリーちゃんがまた迎えに来てくれた。もうすっかりお友だち。でもお母様は私と同い年、あはっ。ジムまでの道のり、今日のクロストークもなかなか濃い内容であった。例えば「コロナ病棟への派遣について」など。完全オフレコ。

そうこうするうちに、ジムに到着。ここで穏やかな空気がなんか別モンにかわる。


え?もうエアロバイク乗るのん?

キョトンとしてる私にリリーちゃんは親指を立てている。ワタクシの背骨、破損してますの…という訴えを瞳の奥で表現しようも、リリーちゃん相変わらず不動の笑顔。

あなたは仏の顔した鬼ですかー⁉️


支えてもらいながら恐る恐るサドルにまたがる。エアロバイク自体、独身時代イキってジム通いしてた時以来よ。本当に大丈夫なのかしら……あら、あらら、いけますわー!わたし、いけますわー!リリーコーチ❣️

この無茶振り体験により、お腹周りの筋肉?環境?が随分と改善された気がする。その証拠に、昨晩は咳ひとつでうめくほどの痛みだったのが、軽い咳なら平気になった!やっぱ運動って大事なんやなぁ。サンキュー、リリー❣️