病棟日記 その3

アンユージュアルな体験
入院3日目

こんなところで?
こちらの病棟には面談室らしきものが見当たらない。詰所も仕切りのないオープンスペースになっており、その一角で主治医と家族の面談が始まる。先生、声大きいからね、病室からも会話の断片が聞こえるのですよ。今日は植物人間の定義について、ご家族の質問に答えておられた。メモ片手に談話に参加したかった。

さて、今日からリハビリ開始。歩行器で初めて病棟を出る。あんだけハデにすってんころり〜んやって、まだ寝返り打つのもひと苦労なのに、三日目でまあまあ歩けてる自分に驚く。
担当についてくれたのは、理学療法士のリリーちゃん(仮名)。二十代後半の気さくな女子。いきなりテンション高めで会話を牽引しようとしている。元気づけようとしてくれてるんだ。ありがとう。でもね、リリーちゃん、ワタクシを誰だと思って?ただのオバチャンじゃあないのよ。ナビゲートは、まかせてね❣️

初対面とあらばインタビューアーとしての腕が鳴るのも当然。途中、休憩で座ったソファーにて始まりましたよー、レッツ!深掘りインタビュ〜。まずはご自身のプロフィールに始まり、理学療法士への道のり、このお仕事のやりがいと若干の不満などを聞き出す。さらには医療関係の職種による待遇の違いや、平均年収の開示に至るまで。素直なリリーちゃん、赤裸々に語ってくれました。

今日は、ほぼほぼ頭のリハビリね。よー喋りました。会話は脳トレと、言語聴覚士の方も言ってたし。
ということでっ(ラジオ風)、本日のゲストは理学療法士のリリーちゃんでした。ありがとうございましたー!

つづく