口無し

今日は雨降りの一日。
このお花もしっぽりと濡れそぼり、
クールダウンしていることでしょう。

先日、炎天下で出会った「くちなし」の花。

地面に接触しているけど、
しっかり生きて咲いていました。
真夏の花は涼しげです。
秋にはオレンジ色の実をつけるそうな。

この実は熟しても割れない。
つまり、口を開かない。
だから、「口無し」。
グッドネーミング!

そこで登場するのが将棋盤。
将棋盤の脚はクチナシの実が
かたどられています。

なぜに?
ご存知の方も多いでしょうが、
私は知らなかった。
クチナシ(口無し)=口出し禁止

対局中に他から「口を出すな」
という戒めが込められているそう。

ほんまかいな、そうかいな〜!

娯楽にまでしっかりと密着していた
日本の花鳥風月。
自然とともに歩んできた人々の生活が
垣間見られます。