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蛙始鳴
蛙が鳴き始める頃
七十二候が「立夏」の初候に変わりました。

田植えの準備が始まり、野原や田んぼでカエルが鳴き始める頃。子供時代、祖父母の家の前の田んぼでカエルとりに夢中になったことがあります。鮮やかな緑色した、消しゴムサイズのカエル達。あれはアマガエル?子供だったのかしら。ひんやりとした柔らかな体とペタペタした指の感触を今でも覚えています。以来、まあまあのカエル好きに。留学先の部屋の壁にカエルのポスターを貼っていてホストファミリーにたいそう気持ち悪がられました。(小さな蛙は可愛いけど、大きな蛙はちょっと怖い)

田植えのシーズンは、田んぼのプールで元気に泳ぎ回るオタマジャクシに出会える季節でもありますね。オタマジャクシといえば、我が子もそうでしたが、ちゃんと言えない舌足らずの子供が「お邪魔タクシー!」と言ってしまうのも微笑ましい。カエルは成長して別の場所に移動しても、また生まれた場所に帰ってくる。だから「帰る」=「かえる」と呼ばれるようになったとか。また「無事帰る」「福帰る」などにつながることから、縁起のいい生き物とされています。

さあ、春先に冬眠から目覚めた蛙がウォーミングアップを終え、元気に活動し始めるころ、他の生き物達の動きも活発になってきます。次の候は「ミミズ」の登場。「ミミズ」のポスターは・・・さすがに持っていません。悪しからず。
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