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牡丹華
牡丹の花が咲き始める頃
春たけなわ。いよいよ百花の王「牡丹」の登場です。艶やかな大輪の花を咲かせる牡丹は、圧倒的な存在感がありますね。幾重にも重なった花びらが、ほどけるように開く様は、花言葉どおり「王者の風格」です。牡丹の花は二十日ほど楽しめることから「二十日草(はつかぐさ)」の別名も。歳時記では夏の季語になっています。

“立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花”

これは美しい女性、また、その立ち居振る舞いを花で表現した例え。牡丹は枝分かれした横向きの枝に花をつけるため、まるで座っているかのように見え、観賞するときも座って観賞した方がより美しく見えるそうです。なるほど、確かに目線を低くすると、美しさが際立つように思えます。

さて、牡丹が花咲く頃は「クレソン」も旬を迎えます。独特の辛味があってクセになる芹の仲間。原産地は中部ヨーロッパですが、最近は日本で野生化してるらしいです。和名は「オランダがらし」。血液をきれいにしてくれます。ローストビーフや牛肉との相性が良いけれど、安く手に入れば、我が家では大量をそのままドバッと鍋に入れて、シンプルな「豚しゃぶクレソン鍋」。家族にも大好評です。クレソンを鍋で?とびっくりする人もいらっしゃいますが、これがね、昆布ダシ、ポン酢にも合うんですよ!なぜか鍋にすると独特の香りやクセもなくなって、どっさり食べられます。あららら、花より団子。3美人の所作にはまだまだ程遠い・・・。
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