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桜始開
桜の花が開き始める頃
ようやく桜の季節がやってきました。待ちに待ったお花見シーズンの到来。「花」といえば桜をさすほど、我々日本人は桜が大好き。毎年開花時期がニュースになり、全国の桜前線が伝えられる国など、ここ日本をおいて他にないのでは?昔から日本人にとって桜は特別な存在なのですね。

一口に桜と言っても、その種類は100以上の自生種、200以上の改良種があるといわれています。早咲きで知られる「河津桜(かわづざくら)」や「寒緋桜(かんひざくら)」、そして、お馴染みの「染井吉野(そめいよしの)」。また、多くの品種の親である「大島桜(おおしまざくら)」や野生種である「大山桜(おおやまざくら)」なども古風な趣で目を楽しませてくれます。さらに4月に入ってからも桜ジーズンは続き、今度は遅咲きである八重桜の登場。関西では京都・仁和寺の「御室桜(おむろざくら)」が有名ですね。

「仁和寺や 足もとよりぞ 花の雲」(春泥)

とあるように、樹高が低いので、目線の高さで花を愛でることができます。ハナが低いので「お多福桜」という愛称も。こんなふうに、春本番を告げ、次から次へと私たちの心をも明るく染めてくれる桜たち。ちょうど桜が咲く時期は、出会いと別れの季節。環境の変化もあって、心身ともに疲れる時期でもあります。そんな時に、どんなことが起ころうとそこにいて、毎年ちゃんと花を咲かせてくれる桜の存在は、心強くもあり、ホッとした安堵を与えてくれます。
何千年もの昔から私たちの心を癒し、励ましてくれた桜に、今年もありがとうを伝えにいきましょう。
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