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虹始見
春になり、雨の後に虹が出始める頃
春が深くなるにつれ空気が潤ってくるので、この時期から雨上がりに虹を見ることが多くなります。「虹」は夏の季語ですが、昔の人々はその年に初めて立つ虹を「初虹(はつにじ)」と名付け、虹の季節の到来を喜びました。春の虹はまだ淡く、すぐ消えてしまいます。しかし、それもまた趣があり、見つけるとついつい嬉しくて誰かに教えたくなります。

さて、「虹の色」は「七色」とされていますが、これは“万有引力の法則”で有名な「ニュートン」が決めた数。ニュートンが発表するまで、虹は青、緑、赤の3色、あるいは紫、青、緑、黄色、赤の5色であると考えられていました。ニュートンは、 この5色のうち紫と青の間に「藍色」、黄色と赤の間に「だいだい色」を入れました。彼は虹の色が中間色を含め無数であることを承知のうえで、「7」が神聖な数字であることから7色にしたといわれています。また一説には「ドレミファソラシ」の音階の数と合わせたとも。やはり、そうだったか。子供の頃から何度か本気で数えましたもの。本当に7色のなか?結果、くっきりはっきり7色見分けられた事はないです。いつも、曖昧に3~5色と言う感じでしょうか。

ちなみに中国では「虹」を「龍」や「大きな蛇」とみなす考え方があったようで、「虹」という漢字が「虫へん」なのも、どうやらそこから来たようです。

さあ、春の虹に出会ったら、もう夏も近いですね。
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