アフガンと
チョウチンアンコウと
ポニョと

異なる価値観、信仰、人権思想。
わかってはいるけれど、
やるせない。
せめて、怯える人々は解放してほしい。
女性の未来への夢を、権利を、
奪わないでほしい。

父の仕事の関係で10年ほど前まで、
毎年正月にはアフガニスタンからの
女子留学生を実家に招いていた。
現在彼女は社会人となって
東京で暮らしている。

日本の大学で勉強し、栄養士の資格を取り、
アフガニスタンの未来を担う人材と
なるはずだったが、その実行力を試す機会は
いまだ訪れていない。
「今はまだ帰れない」といった状態が
ずっと何年も続いている。

これまでも母国にいる家族の安否は
気がかりであっただろうが、今はそれが
ピークに達しているのではなかろうか。
前の紛争でお兄さんは殺害されている。
その恐怖たるや察するに余りある。

ターリバーンは男子学生を意味するらしい。
1996年から2001年までの第一次政権下では
10歳以上の女子の登校は禁じられていた。
ひどい。とは思うが、
ここまで極端ではないにしろ、
かつての日本社会にも家父長制は
存在してたし、未だジェンダー平等が
実現しているとは言い難い。

男女の違いがあるのは当り前。
問題なのは男性優位の社会が「標準」と
されていることにある。というようなことを
何かの記事で読んだ。
「標準」に当てはまる人たちは
「標準」から外れている人の不便さや
不自由さにまでなかなか気持ちが及ばない。
なぜなら「標準」=「ふつう」=「あたりまえ」
と思っているから。
こういった男性の事を『デフォルトマン』
と呼ぶそうだ。
デフォルトマンはデフォルトマンを基準とした
社会の特権を無意識に享受している。
無意識だから、その多くに悪意はない。

男は男らしく、女は女らしく。
幼少からのそんな刷り込みも今の男社会を
形成する一因となっている。そんな分析も
あるようだが、どうなのかな。
私は女らしくありたいと思っている。
(男勝りなところも持ち合わせてはいるが)
女に生まれたのだから、女を楽しみたい。
やはり、ネックは現代の社会の標準。
標準=正しいとは限らない。

チョウチンアンコウのオスはメスの体に
寄生する。ということを最近知った。
そう、あの深海魚のチョウチンアンコウ。

チョウチンアンコウの社会では、
メスが圧倒的に優位だ。
オスのサイズはメスの何十分の一。
ちっちゃ。
獲物を捕らえるのに必要な発光器官も
メスだけに与えられている。
これぞチョウチンアンコウ界における、
デフォルトウーマン?の特権だな。

そして繁殖期。
オスは巨大なメスに果敢に挑み、
ガブリと噛み付く!
しかし、その後が・・・なんとも切ない。
オスの唇はメスの皮膚と融合してゆき、
メスの血管から栄養を頂くようになる。
と同時に体の退化が始まる!
次第に目は小さくなり、消滅。
ひれ、歯、内臓もメスの体内に
吸収されてしまい、完全に同化。
残されるのは精巣だけ?
メスの卵巣が発達してくると
精巣も大きくなって、
産卵のタイミングで放精が行われるとか。
メスの体に寄生し、器官の一部になって
一生を終えるオス。
アッシーでもない、メッシーでもない
単なる精子バンカー?
なんとも切ない生き様である。

地球上にはこんな社会もあるのだ。
こんな「標準」もあるのだ。

今日はえらい、長くなりました。
ここまでお付き合い下さった皆様、
ありがとう。

最後にポニョ。
ポニョのお母さんグランマンマーレ。
覚えていますか?
海の中で光ってましたよね。
巨大でしたよね。
実はグランマンマーレの正体は
チョウチンアンコウだそうです。
巨大アンコウと人間の男との
異種交配で生まれたのがポニョ。

何マン年も先には男も女もない
なんか別の生き物が地球を支配
しているかもしれませんね。
その時、社会の構図は
どう変わっているのでしょう。

天命を生きる

野戦病院。
文字に書くとちょっと頭が
パニックになりそう。
現実ですか?
現実ですよね。

あらゆる方面で「厳しさ」が増す。
多くの人が堪えている。
ピンチをチャンスに変える人もいるけど、
自力では身動きできない人だっている。

これが人類の試練だとするなら、
76億分の1のちっぽけな自分は
どう克服すればいいのだろう。

自己流克服術は私の場合、現実逃避。
あえて、コレ、必要不可欠と感じている。
今を生きるために、
今を忘れる。
自分を取り巻く今の状況を
一瞬消し去る作業。

一瞬でも、まあまあ効果はありまして。
天命に委ねる気楽さが元気をくれる。
今を精一杯生きる。
それしかないように思えて、
今、自分のできる事にフォーカス。
明日の我が身はわからないから。
今を生きる。
今日の幸せを最大値にもっていく。
悪くない試みだと思っている。

いやはや、今日はこのような
私流哲学もどきを語るつもりは
なかったのだけれど、
アップしようと思っていた写真を
眺めていたら、
なぜこれを撮ろうと思ったのだろう、
なぜ引き寄せられたのだろう、
と、ふと立ち止まり、
深堀りしたら、上記の思想に及んだ次第。

現実逃避に一役買ってくれるのは
やはり、自然。

彼らはあたふたする人間界を
どう見ているのだろうか。

天命を生きる姿が心を軽くしてくれる。

口無し

今日は雨降りの一日。
このお花もしっぽりと濡れそぼり、
クールダウンしていることでしょう。

先日、炎天下で出会った「くちなし」の花。

地面に接触しているけど、
しっかり生きて咲いていました。
真夏の花は涼しげです。
秋にはオレンジ色の実をつけるそうな。

この実は熟しても割れない。
つまり、口を開かない。
だから、「口無し」。
グッドネーミング!

そこで登場するのが将棋盤。
将棋盤の脚はクチナシの実が
かたどられています。

なぜに?
ご存知の方も多いでしょうが、
私は知らなかった。
クチナシ(口無し)=口出し禁止

対局中に他から「口を出すな」
という戒めが込められているそう。

ほんまかいな、そうかいな〜!

娯楽にまでしっかりと密着していた
日本の花鳥風月。
自然とともに歩んできた人々の生活が
垣間見られます。

怖いんです!

年に数回しか乗り降りしない駅、
それ故に、
毎度、乗降時にハッと肝が冷える。

幅、ひらきすぎだよー!!

ホームが湾曲しているので
いたしかたない模様。
しかし、皆さんよくササッと乗り込むなぁ。
怖い、怖い、大股渡り。

こういう時にきまって頭をもたげる
マイナス思考。
足を踏み外したらどうしよう・・・
落っこちたらどうなる???

これって、高所恐怖と同じだ。
落っこちたらどうしよう。
金具やネジが緩んでいたら???
ジェットコースターなどはその
マイナス思考で押しつぶされ、
恐怖の声すら出ない。
長〜いエスカレーターでは
手すりにしかと掴まり、身動き一つせず、
ただひたすら上へと運ばれるのを待つばかり。
後ろに倒れそうになるので
(コレ、マイナス思考の引力)
やや前屈みになってじっと耐える。

わかる人にはわかってもらえると思う。
このムズムズとした恐怖が。

反対に、
高い所に居ても恐怖を感じにくい心理状態を
高所平気症というのだそう。平気の平左衛門。
ミッションインポッシブルのイーサン・ハント
彼は絶対これだな。

さて、渡り幅が広くて怖いのは
何というのだろうか。
幅広恐怖症?











スキンシップ

スキンシップとは
肌の触れ合いによって
親近感をはぐくむこと。
(特に、育児の時などにいう)

はい。
子供が小さい頃はたくさんやったし、
実は今でもやっている。
時々「抱きしめあおう〜」と言って
やっている。(因みに我が子は現在JK)
友達にそのことを話したら
ドン引きされたと言っていたけれど、
我が家には我が家のコミュニケーション術
があって、それでうまくいっているのだから
よしと思っている。

さて、
今回のスキンシップは親子間ではあっても
母と私のスキンシップ。
半年ぶりに一時帰宅した母。
もう一人で歩いたり用足ししたりは
できないけれど、
その分スキンシップが増えて嬉しい。
これまで全身でサポートしてくれた
何百万分の一の恩返し。

髪を洗ったり、服を着せたり、
体を支えたり、手をひいたり。

母にタッチするとシワシワの皮膚から
愛おしさが匂い立つ。
いまや親と子が逆転してはいるけれど、
髪を撫でたり、手足をさすったり、
親子のスキンシップは健在で、
多くの効果をもたらしてくれている。

かつての反抗や、言い争いなど、
全て忘れてくれていて、
ありがとうと笑っている。

ありがたいのは こちらです。

これからも いっぱい いっぱい
スキンシップしようね!










Vサイン

日本選手の皆さんのおかげで、
希望の朝、元気な毎日、明るい未来を
少しは描けるようになっている
今日この頃。本当に感謝です。

散歩時間をいつもより1時間早めても
相変わらずの暑さに、マスクの下では
息苦しさを感じるけれど、前日の死闘、
快挙のシーン、涙のインタビュー等を
思い出すと、自ずと足取りも軽やかに。

そして出会ったこの植物。
ハッキリ クッキリ 見事なV。

周りを見渡すと、

Vだらけ〜

祝・ニッポン

独り言を検証してみた

「最近独り言多いね」と家人に言われた。
独り言なのか話しかけているのか
紛らわしいので、できれば止めてとも。
気づけば止めますけど、無意識だから
独り言なのでは?それくらい許してよと
思いつつ・・・・気になった。
家の中でならまだしも、外でブツブツは
まあまあ恥ずかしい。
思い当たることはないだろうか。
無意識だから思い当たらない。
はれ〜。

「独り言」をググる。

<独り言を発する原因
誰かにかまってほしい
(そうなのかな・・・)
思考の整理、確認
(あるある。難問がなかなか解けない時など、
PCや説明書に向かってブツブツ)
妄想、幻聴、幻覚へのリアクション
こちらは精神疾患が疑われる兆候なので
要注意とのこと。(今のところ、大丈夫そう)

独り言にも「良い独り言」と
「良くない独り言」があるようだ。
因みに「テレビにツッコミを入れる」独り言は
問題ないとのこと。よかった。
最近画面ごしに誰かと会話しているんじゃ
ないかと思われるほど、
ツッコミ頻度が高くなっている。
とくにニュース。

ということで、どうも私のケースは、
主に自分自身の思考の整理・確認のために
言語化された独り言のようです。
家人に指摘されている独り言については、
無意識のようで、意識的にやっているのかも。
そういえば思い当たる節がある。

“アレどこいったのかなー。
ここにあったはずなのにブツブツ”
“おかしい〜な〜。
どうなってんのよコレ、ブツブツ”

独り言と称して、実は聞いてほしい訴え。
確かに、紛らわしい。

今後、誰かに聞いてほしい場合は
「独り言」の隠れ蓑を脱ごう。
そうでなければ黙っておこう。

以上「独り言」の検証を終わります。

 

 
 
 

小さな居候

七十二候の「蟷螂生」(カマキリしょうず)は
先月初旬の候ですが、新旧暦のズレを考慮すると、
今頃がちょうどその時期になりますか。

玄関先でみ〜つけた。

透き通る肌は若い証拠。
透明感のあるものはなんでも美しい。
虫の世界も同じです。
思わず触れてみたくなるのです。
しかもこのサイズなら余裕で掴める。
けど、逃げられてしまいました。

別れ際のいちべつ。
肩のあたりに警戒心が見てとれます。
怖がらせてごめんなさい。
どうぞ無事に大きくなってください。

ところが翌日も・・・

み〜つけた!
今度はなんか、ちょっと笑ってますよね。
うん、この子笑ってるわ。
前足(?)なんか揃えちゃって、
「改めまして、どうぞお見知り置きを〜」
と、言うたか言わぬか、とにかく合格。
君、居候認定 決定◎
こちらこそ、よろしゅう〜。




Nice idea !

昨日お世話になりました京都西院のスタジオhanamauiiさん。
これは音楽スタジオならではのナイス・アイディア!!

写真には写り込んでませんが、
足元のハイハットペダルを踏むと
消毒液がシュッ!
素晴らしい!!
オリジナルかなと思いきや、
Pearlからペダル式消毒液スタンドとして
販売されているのですね。
ドラムメーカーさんも考えましたね〜。

さて、本日こちらへ伺ったのは外でもない。
魔女の悪巧み、いえ、いたって真剣な取り組み。
魔女ラジライブラリー2ndシーズンに向けて
切磋琢磨の巻。

人間界での仮の姿で、
奥からBlondy、Melody、Jovandy
たとえ仕事でなくとも情熱に妥協は許さず。
スタジオ代も考慮して〜の、
サクサクっとこなしていきます!!

今夜のナマジョ(youtube 11PM)でも
告知させていただくと思いますが、
2ndシーズンの魔女ラジは、
作家さんを迎えてのオリジナルバージョン。
one and onlyな演出を試みます。

例えば〜
朗読のBGMに生ベース?
贅沢すぎませんか?

作家さん自ら入魂の 「シュッ!」フレーズ。
冒頭の消毒液との因縁を感じずにはおれませんでした。
聞いた人にだけわかる秘密兵器。

などなど、
乞うご期待!!

ナナホシテントウ

ご無沙汰しておりました〜とご挨拶。

ナナホシテントウ。

毒持ちさんですが、可愛らしい。指先に乗っけてパッと飛び立つ様子も愛らしい❤️

太陽に向かって飛んでいくから天道虫。太陽神の使いであるらしい。英語ではLady bugs. 淑女の虫?幸運のシンボルともされていますね。あなた〜と私が 夢の国〜♪チェリッシュの「てんとう虫のサンバ」。森の小さな教会で結婚式を挙げるのです。そして、照れている貴方に虫たちが、口づけせよとはやしたて、そっと貴方はチュー❣️をくれるのです。なんてロマンチックな歌でしょう。幾多の幻滅と落胆を味わってもなお、ナナホシテントウさんはガーリーな幻想へと誘ってくれます。